1. ファイルシステムの定義
-オペレーティングシステムがデータの保存と検索方法を制御するための使用方法及びデータ構造を意味する。 -断片化されたデータに名前を付け、データを容易に識別できるような構造または論理規則 -ファイルシステムは、オペレーティングシステム、HDD容量によって様々な種類に分けられるが、データ保存のためにファイルシステムを環境に合わせて構成する行為をフォーマットという。
2. HDDの領域構造
-HDDは、ファイルシステム領域とデータ保存領域に分けることができる。 -フォーマットの種類によって、ファイルシステム領域とデータ保存領域の処理方式が異なる。
3.フォーマットの種類
フォーマットの種類 |
クイックフォーマット (Quick Format) |
*推奨* 論理フォーマット (High Level Format) |
物理フォーマット (Low Level Format) |
概念 |
*ファイルシステム領域のみをリセット
*データ記憶領域は保存
*新しいデータが上書きされると、既存のデータが削除される形式 |
*ファイルシステム領域のリセット
*データ記憶領域はZero Fill |
*ディスク工場出荷時に初期化
*ディスクの各セクターを1つずつ初期化 |
方法 | オペレーティングシステムで行われる | オペレーティングシステムで行われる | 別途Softwareが必要 |
特徴 |
*ファイルシステムのみをリセットするため、フォーマット速度が非常に速い
*データ記憶領域が保存されるため、フォーマットしたばかりの状態であれば、過去データのほとんどの復旧が可能
*ディスクの検査が伴うので、不良セクターの検出が可能(復旧はできない) |
*ディスクの検査が伴うので、不良セクターの検出が可能(復旧はできない)
*データ記憶領域を「00」で埋めるため、過去のデータの復旧が難しい
*データ記憶領域を「00」で埋めるのにかなり時間がかかる |
*不良セクターを検出し、論理不良セクターの場合に復旧が可能
*工場出荷の状態に戻すため、過去のデータの復旧ができない
*すべてのセクターを検討するので、HDDにかなりのストレスを与える |
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